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ラプンツェルの翼/土橋 真二郎

ラプンツェルの翼 (電撃文庫)ラプンツェルの翼 (電撃文庫)
土橋 真二郎

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じゃあ、また一緒に暮らすか?

仕方なく一緒にいてやるんだぞ

・・・・・・いつでも殺せるように、ずっとここにいる
「絶対にあけないでください」と書かれたトランクから出てきた1人の少女。
記憶の無い彼女と奇妙な同居生活をおくるうち、命を懸けたゲームに巻き込まれて・・。

面白かった。前作、前々作同様、今作もゲームを題材としたお話。
このゲームの設定が毎度ながら面白い。限られた情報といくつかの道具を使って目的不明のゲームを攻略するドキドキ感。 徐々に明かされていくゲームの内容にページをめくる手が止まりません。

今回は学校や街中などごく普通の生活エリアが舞台なだけあって、一般の人達の目を気にしながら活動しなければいけないのが、なんとも悩ましいところ。
他のプレイヤーのように自分の身を優先して動くこともできるなか、周りの人の心配や、時には敵の駒にまで気にかける主人公に もどかしく思いながらも共感できるものを感じました。

ゲームもそうですが、今作の見所はなんといっても遼一と奈々の関係ですね。
お互いに自分のために利用すると言いながら、徐々に本当の兄弟のようにその距離感が縮まっていくのが見ていて微笑ましい。
エピローグの全てを知った後の2人のシーンは感動ものでした。
お話としては綺麗に終わっているので続きは無いでしょうが、この2人に会えなくなるのは残念でなりません。

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