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2009年2月

ドリームバスター 4/中平 正彦

ドリームバスター(4) (リュウコミックス) (リュウコミックス)ドリームバスター(4) (リュウコミックス) (リュウコミックス)
宮部 みゆき

徳間書店 2009-01-20
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地球人の夢に逃げ込んだ犯罪者を追う、惑星テーラの賞金稼ぎ達の物語のコミック版第4巻。

今回は珍しく惑星テーラでのお話から始まります。シェン達テーラ人にも普通の生活があるんだなと新鮮な気持ちです。
今回のターゲットは殺し屋モズミ、正義のガンマンとして小説のモデルにもなった人物で、シェンもファンの1人のよう。顔を合わせてまず最初にサインを頼むシェンに思わず笑ってしまいました。その後の必死で追いつこうとして訓練に励むシーンも印象的です。

前回もそうでしたが、犯罪者といっても皆根っからの悪人では無いのだなというのを感じました。宿主の少年に親身になっている様子はまさに正義のガンマンといった感じです。犯罪者と知っていてもファンになってしまいそう。

前回のドリームパーソン、リエコとの再会も見所のひとつ。テーラと地球は時間の進み方が違うようで、地球では前回の話からすでに1年半もの時間が流れたようです。リエコも流れた時間の分だけ強くなったなと感じます。このまま年を重ねていったら、そのうち完全に尻にしかれてしまうのではないでしょうか。

テーラと地球とで共同戦線を張り、ようやく真相に近づいたところで「次回に続く」。今までどおり1冊で完結すると思っていたので先が気になって仕方ありません。

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ポケットモンスターSPECIAL 2/日下 秀憲

ポケットモンスターSPECIAL (2) (てんとう虫コミックススペシャル)ポケットモンスターSPECIAL (2) (てんとう虫コミックススペシャル)
日下 秀憲

小学館 1998-01
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あいつ・・・。
実験の・・・道具にされて改造されて・・・。失敗したら殺されるのか!?

だめだ!ここでオレがあきらめたら またあいつみたいに苦しむポケモンが出ちまう!

コミック版ポケットモンスター第2巻。
相変わらずの面白さ。読むとゲームがやりたくなり、ゲームをしていると読みたくなる。どちらも満足にする時間がとれない勤め人には苦しい・・。
新たなジムリーダーの登場やロケット団の秘密など、物語の方も動き始めた感じです。

今回のお話で特に胸に響いたのは、実験動物として改造されたイーブイのお話です。
作中でのイーブイは無事保護されましたが、現実には実験材料にされたり、あるいはなんの理由も無く殺されている動物たちもいる。
そう思うと単なるフィクションでは済ませられないなと考えさせられました。

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深夜食堂 1/安倍 夜郎

深夜食堂 1 (1) (ビッグコミックススペシャル)深夜食堂 1 (1) (ビッグコミックススペシャル)
安倍 夜郎

小学館 2007-12
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メニューはこれだけ。あとは勝手に注文してくれりゃあ、できるもんなら作るよ。

深夜0時から翌朝7時まで営業のめし屋。「あとは注文すればできるものなら作るよ」という店主が切り盛りする通称「深夜食堂」を訪れる人たちのお話です。

コワモテなお客に「(ウィンナーを)タコの形で炒めてやろうか?」と尋ねる店主や、そのタコさんウィンナーをなんとも言えない顔で食べにくるお客などの人と人とのやりとりがすごく楽しい。

出てくる料理も特別豪華なものどころか、普通の料理屋でもまずみないようなものばかり。
残り物の「きのうのカレー」や猫まんま、キューリのぬか漬け(丸ごと一本)など、なんてことないけれど、たまに食べたくなるような品が並び、それらが魅力的なキャラクター達とともに語られるのが楽しくて何度も読んでしまいます。
作中のあるイタリア人の「美味しくないけど癖になる味」というセリフのとおり、なんとも癖になる作品。

こんなお店、行って見たいな。ついつい入り浸ってしまう常連の気持ちがわかるような気がします。

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日常(四)/あらゐ けいいち

日常 (4) (角川コミックス・エース 181-4)日常 (4) (角川コミックス・エース 181-4)
あらゐ けいいち

角川グループパブリッシング 2009-01-26
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ひとことで言うとシュール。そうとしか言いようの無い作品の第4巻。
とにかく変な作品で、たぶんかなり人を選ぶんじゃないかと思います。

ロボットの少女と子供な博士の日常が出てきたかと思えば、学園ものな話が入ったり(内容はだいぶ変ですが。) 、脈略も無く異世界(?)な話が入ったりとバラバラ。突然4コマになることもあります。

1巻を何の気無しに手にとって変な漫画だなと思いながらいつの間にか4巻、なんとなく流されているのか、気づかない隠された魅力があるのか、出るたびに買ってしまいます。
まあ、あまり深く考えずに気楽に読むのが良いかと。

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論理少女 1/つじ 要

論理少女 1 (1) (シリウスコミックス)論理少女 1 (1) (シリウスコミックス)
つじ 要

講談社 2008-09-22
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意味がわからない!!もう少し論理的に話しなさい!!

その場にあるものから即興で作った問題を出し合う津隠問答が日常的に行われる津隠中学に転校してきた少年、若野祐。
何も知らないままカモにされていく彼を論理少女、芝いつきが助けて、というお話。
あー楽しい。
お話の途中あちこちに出てくる「津隠問答」がすごく魅力的。
若野君やいつきと一緒に問題を考えているうちに、そちらの方に夢中になってページをめくる手が止まってしまうほど。
小学生くらいのころ、よくなぞなぞブック(お土産屋に売ってるキーホルダーサイズのやつ。今もあるのかな?)で遊んでいたのですが、その楽しさが蘇ってくるようです。

もちろんお話の方も面白いですよ。いつきのファンで祐にヤキモチを焼いている生徒会のメンバのおバカっぷりなんか最高。若野君に対して、きつくあたる場面もありましたが、どこか憎めないんですよね。
いつきの写真を隠し撮りして怒られるあたりもお約束な感じで楽しい。

またいつきの怒っている顔が、どうも背伸びしている子供(失礼)のようでかわいくてしょうがない。
こんなことを言うと「論理的に話しなさい!」って怒る声が聞こえてきそうです。
次回は、若野君といつきが敵同士になるようです。
やや頼りない印象の若野君が、どんな活躍を見せてくれるのか楽しみ。

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機巧館のかぞえ唄 名探偵夢水清志郎事件ノート/はやみね かおる

機巧館(からくりやかた)のかぞえ唄―名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社文庫) 機巧館(からくりやかた)のかぞえ唄―名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社文庫)
はやみね かおる

講談社 2009-01-15
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「わからないかい亜衣ちゃん。ぼくが怖かったのは、夢と現実を、どうやって見分ければいいか、わからないってことなんだ。」
「夢と現実を見分けるって・・・・・・簡単じゃないの」
「本当にそうかい?」
「だって、今は現実でしょ?」
「自身を持って断言できるかい?」

常識ゼロ、生活力ゼロな自称名探偵の「教授」と、亜衣、真衣、美衣の三つ子の姉妹の
関わる事件を描くミステリ作品の第6巻

これは面白い。シリーズでどれか1冊を選ぶならこれと言うくらい好みな作品。

面白いと同時にすごく怖い作品。ホラーという意味ではないのですが、
正体不明な恐怖が背筋を上ってくるようなものを感じます。

友人の寺で”怪談を語る会”を開く「第I部 怪談」、
あるミステリ作家のパーティに招待される「第II部 夢の中の失楽」、
教授の家の庭に現れた赤ちゃんを巡る「第III部 さよなら天使」の3部構成。

皆が話す会談の真相を嬉々として推理して、雰囲気を台無しにするところは、やっぱり教授ですね。
亜衣の内心のツッコミに拍手。

そんな教授の話す「怪談」、そして後日談を読んだときには背中に冷たいものが走りました。
この感覚は、是非読んで感じて欲しいです。

最後の「さよなら天使」は、前の2作品と打って変わってほのぼのな雰囲気。
けれどそれが返って、これは現実なのか、それとも誰かの見ている夢なのかという怖さが
頭の片隅に浮かび上がってきます。

・・・これを書きながら、今は本当に現実なのか心配になってきてしまいます。

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淋しい狩人/宮部 みゆき

淋しい狩人 (新潮文庫) 淋しい狩人 (新潮文庫)
宮部 みゆき

新潮社 1997-01
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ここでは、四角ばって「古書」と称するにふさわしいような本は置いていない。
棚に並べられている商品の大半は娯楽本だ。立派な娯楽本ばかりだ。
小説もあればハウツー本もある。「おえかきのてびき」なんていうものもあれば、童話もある。
ここに古本を買いに来るお客さんたちは、愉しみと夢を求めているのだ。

東京下町、荒川土手下の小さな古書店、田辺書店に関わる事件を描いた短編集。

・結婚式の引き出物に書かれた落書きの謎に迫る・・・六月は名ばかりの月

・亡き父の本棚に残された全く同じ三百冊の本の意味に息子が思いを巡らす・・・黙って逝った

・幽霊が出ると噂される家の買いたい跡から見つかったものとは・・・詫びない年月

・万引きで捕まえた子供の体にはたくさんの痣が・・・うそつき喇叭

・あるOLの考え方を変えた電車の網棚に残された一冊の文庫本・・・歪んだ鏡

・未完の推理小説の内容に沿って起こる連続殺人・・・淋しい狩人


すごく雰囲気の良いお話。

下町の小さな古本屋。たまにご主人と世間話でもしながら古本を物色。
思い浮かべるだけでも幸せになってしまうような光景。こんなお店、近所に欲しいです。

収録された6作の短編は、あらすじだけ聞くと暗いイメージを感じるものが多いのですが、
読み終わるとどこか暖かいイメージを持つのが不思議。

6作品の中で面白いなと思ったのは、2作目の「黙って逝った」。
残された大量の同じ本を見た息子が「父が誰かを脅していたのでは?」と考えるのですが、普通だと悪いイメージを持ちそうなところ、そんな度胸があったことに関心するところがちょっとずれていて面白いです。

また、店主のイワさんと稔の関係が良いですね。高校生くらいになると、両親や祖父母から距離をとりがちなものかと思うんですが、そういった感じではなく、かといってべったりというわけでもなく、良い意味で遠慮が無い。この二人の掛け合いがあるだけでも暖かなものを感じます。

それだけに、稔の恋愛に関わるいざこざで仲違いしてしまったときには、胸が痛みました。
すぐには難しいかもしれないですが、仲直りして欲しいです。

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夏への扉/ロバート・A・ハインライン

夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))
福島 正実

早川書房 1979-05
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ともに会社を経営していた親友に裏切られ、失意のまま冷凍睡眠で未来へ向かおうとする主人公。
途中で思いとどまり、かつての親友に一言物申そうと尋ねてゆくが・・・。

良いですね。はじめ謎だった部分が後々の行動で、まるでパズルをはめていくかのように埋まっていく面白さ。時間ものはこうでなくては。

私にとって初の翻訳もの&やや古い作品ということで、多少不安があったのですが、そんな心配も読み進めていくうちに吹っ飛びました。

作中で登場する西暦2000年の世界がなんとも印象的。そこでは、人の命令で働くロボットや触れるだけで自動的にページがめくれる新聞などが使われていて、重力制御なども可能になっています。
現実にはもちろんそんなものは無いのですが、当時の人達の思い描く未来と、今それよりもさらに先の未来に住んでいる事実になんだか不思議な気分になります。

ところで、この作品の紹介には必ずと言って良い程猫が登場するのですが、猫のピートと主人公ダンのかかわりが本当に魅力的。
くっつき過ぎず離れ過ぎず、深い信頼で結びついている様子が伝わってきます。
猫好きとしては、うらやましくなってしまいます。

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金魚屋古書店 8/芳崎 せいむ

金魚屋古書店 8 (8) (IKKI COMIX)金魚屋古書店 8 (8) (IKKI COMIX)
芳崎 せいむ

小学館 2009-01-30
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どんな漫画でも揃うという伝説の古書店「金魚屋」を訪れる人達の物語、第8巻。

この雰囲気、やっぱり良いですね。いきつけの本屋を当てもなくぶらぶらとうろつくような安らぎみたいなものを感じます。

今回は、やや毛色の違うお話からスタート。今までにも登場人物の妄想や登場する本の世界が描かれたこともありましたので、さほど驚きはしませんでしたが、今回最初のお話は、本好きとしては少々怖いお話でした。

漫画が禁止され、見つかれば没収→焼却処分という世界は、昔「アウターゾーン」という漫画のエピソードでも読んだ覚えがあります。
あの頃は、まだ全く異世界のお話として特に思うところも無かったのですが、最近のニュースなどで漫画やアニメが凶悪犯罪の原因の1つとしてあげられているのを見ると、他人事ではなくなってしまいます。

とまあ暗い話題はこのくらいにして、その他のエピソード。
今回一番のお気に入りは、「ドラえもん」のお話。
古い本や外国の本のお話も、それぞれ魅力的なエピソードがあって面白いのですが、やっぱり自分の慣れ親しんだ漫画の方が興味はわくというもの。

日常会話に、ふとひみつ道具の名前が出てくるシーンは「あるある」とうなずきながら読んでいました。
どこでもドア、タケコプター、四次元ポケット。世代問わず、たいていの人に通じる言葉。考えてみればすごいことですよね。

「ドラえもん」を父子の物語と解釈するのは新しい発見でした。どうも長編映画を見る機会が多かったので、仲間との絆というものを強く感じていたのですが、改めて思い出してみると、親子のお話には鳥肌もののエピソードがたくさんあるんですよね。
「ぼくの生まれた日」でののび太の両親や「のびたの結婚前夜」でのしずかちゃんの父のセリフは有名ですが、何気ない日常の一言もとても深くて良いものが多い。

久しぶりに昔の漫画やビデオを掘り起こしてみようかなという気持ちになりました。

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黒水村/黒 史郎

黒水村 (一迅社文庫)黒水村 (一迅社文庫)
黒 史郎

一迅社 2008-05-20
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単位の足りない問題児達を更正させるために組まれた農村での課外学習に、小説のネタ探しの為に同行した主人公の少女玲佳。
始めは皆文句をいいながらも普通の課外学習だったが、徐々に不気味な出来事が・・・というお話。

ガスも電気も無い、交通手段もない寒村。これだけでホラーな雰囲気十分。始めの和やかなシーンも、これから起こる悲劇を引き立てるような気がして、何も起きる前から既にドキドキしてしまいました。
そして買出しに行く二人を見送った後、ついに悲劇は幕を開けます。
出かけたまま帰らない人、突然の発作で運ばれていく人、一人、また一人と減っていく仲間。段々と不気味に変わっていく村の雰囲気。
よくありそうな展開ながら想像するとやはり怖いもの。暖かな部屋にいながらゾクリとしてしまいます。

ホラー部分以外では、村の住人と主人公等若者たちの意見の違いについての描写が印象的でした。
伝統やしきたりを守ることが義務だと考える住人と、より住みやすいところに移るのが当然と考える若者たち。
程度は違えど、現実に起こっているであろう意見のすれ違い。
ほどほどに田舎でほどほどに便利な町に住む私には、当事者の気持ちは半分もわかっていないのだろうけれど、少しでも歩み寄れる手は無いものかと無い頭であれこれ考えてしまいます。

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ふら・ふろ 1/カネコ マサル

ふら・ふろ (1) (まんがタイムKRコミックス)ふら・ふろ (1) (まんがタイムKRコミックス)
カネコ マサル

芳文社 2008-06-28
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どうしよう・・・
パスタソースがないのにパスタが茹であがろうとしている・・・

冷蔵庫になにか・・・当然ない!!

~P40~ハナ

ボロアパートの管理人、ナツとハナの貧乏生活を描くコメディ作品。

なんだろう、特に事件があるわけでもなく、普通な日常のお話なのですが妙に楽しい。
突拍子も無く謎な遊びを始めたり、お金が無くてクリスマスのメインがあんまんだったり、シュールで馬鹿馬鹿しくて、でもなんだか面白い。
先が気になる面白さとも、爆笑するような面白さとも違う、ときどきクスッと笑いがこみ上げるような面白さ。
この感じどこかで、と思ったらあずまんが大王のノリに似てるんですね。あの感じが好きな人には楽しんでもらえるんじゃないかと思います。

難しいことを考えず、疲れた日に適当に開いて読みたい。そんな一冊。

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ドリームバスター 3/中平 正彦

ドリームバスター (3) (リュウコミックス) (リュウコミックス) (リュウコミックス)ドリームバスター (3) (リュウコミックス) (リュウコミックス) (リュウコミックス)
中平 正彦

徳間書店 2008-06-20
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地球人の夢の中に逃げ、悪事を行う「逃亡者」を捕らえる賞金稼ぎ”ドリーム・バスター”の物語第三巻。

前2冊に比べてシェンのドリームパーソンへの入れ込みが強いのが印象的。
今までは仕事と割り切ってどこか冷たさを感じましたが、今回は厳しいことを言いながらも気を使っているのが感じられます。
個人的にはこちらのほうが断然好きですね。ただそれだけに、全てが終わり帰還した後のシェンの悲しむ姿に胸が痛みました。

いつものようにこのまま終わるのかと思いましたが、終わり数ページで、前回のDPの再登場や「血まみれローズ」等、物語が動き始めた様子。
次への期待が高まります。そして願わくば、理恵子とシェンが再会できることを願ってやみません。

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青年のための読書クラブ 1/タカハシ マコ

青年のための読書クラブ 1 (Flex Comix)青年のための読書クラブ 1 (Flex Comix)
タカハシ マコ

ソフトバンククリエイティブ 2009-01-08
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ようこそ読書クラブへ僕たちは君を歓迎するよ

~P21~妹尾アザミ

上流階級の子女達が通う女子校を舞台にした、同名小説の漫画版。

身分の違いゆえに冷たくあしらわれる烏丸紅子が、読書クラブの力によって学園のアイドルとなっていく「烏丸紅子恋愛事件」、
派手好きで伝統やしきたりに真っ向から対立するかのような”扇子の娘”たちの起こした騒動を描く「奇妙な旅人」の2話を収録。

物語は、読書クラブ誌に記された記録という形で語られますが、その語りがなんとも興味をそそられます。たとえば1話なら

一九六九年は我々にとって記念すべき年である。哲学者たり、理学者たり、詩人、剣客、音楽家たる我が「読書クラブ」から”王子”がうまれたのだ。これは偽王子であって、後々、学園に不幸をもたらす事件となったが―――・・・

~P3~<消しゴムの弾丸>

と言った具合。
これだけでも手に取ってみようかなと思わせてくれます。

シーンの1つ、セリフの1つ取っても、とても印象的で深みがあって、うまくご紹介できないのが歯がゆくてしかたがありません。

その中でも特に印象的だったのは、2話目の「奇妙な旅人」。
このお話で出てくる扇子の娘と呼ばれる子たち。改造制服に身を包み好き勝手に行動する彼女らに、始めは正直あまり良い印象はありませんでした。それが読み進めて行くうちにむしろ彼女らにこそ感情移入してしまいました。
見た目や言動で人の価値が決まるものでは無いと、頭ではわかっていながらも彼女らのような子たちに対して悪い印象を持ってしまう。
もし私が当事者だとしたら、大多数とともに彼女らを迫害する側についてしまうのではないかと思いゾッとします。

秩序を守ろうとする生徒会、革命を起こそうとする”扇子の娘”、どちらにもつかず傍観する読書クラブ。
何が良くて何が間違いなのか。読み返すたび、いろいろなことを考えさせられてしまいます。

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