夏への扉/ロバート・A・ハインライン
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ともに会社を経営していた親友に裏切られ、失意のまま冷凍睡眠で未来へ向かおうとする主人公。
途中で思いとどまり、かつての親友に一言物申そうと尋ねてゆくが・・・。
良いですね。はじめ謎だった部分が後々の行動で、まるでパズルをはめていくかのように埋まっていく面白さ。時間ものはこうでなくては。
私にとって初の翻訳もの&やや古い作品ということで、多少不安があったのですが、そんな心配も読み進めていくうちに吹っ飛びました。
作中で登場する西暦2000年の世界がなんとも印象的。そこでは、人の命令で働くロボットや触れるだけで自動的にページがめくれる新聞などが使われていて、重力制御なども可能になっています。
現実にはもちろんそんなものは無いのですが、当時の人達の思い描く未来と、今それよりもさらに先の未来に住んでいる事実になんだか不思議な気分になります。
ところで、この作品の紹介には必ずと言って良い程猫が登場するのですが、猫のピートと主人公ダンのかかわりが本当に魅力的。
くっつき過ぎず離れ過ぎず、深い信頼で結びついている様子が伝わってきます。
猫好きとしては、うらやましくなってしまいます。
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